突然の喪失にはまず体が反応する。 (グリーフ セラピー)
人間に体は、精神的・身体的に大きなダメージを与えられるような経験をすると、感情を麻痺させる強い化学物質を作りだします。
私たちの体は、自分では何とか出来ないような痛みを経験すると、自分を守るために意識をなくすようにします。 受け入れられないような痛みを伴う事実を拒否する、心理的なメカニズムがあるようです。 例えば、愛する人を亡くした人たちの多くが、しばらくの間 感覚が麻痺したり、断続的な麻痺があったと言っています。 その期間は人によって違い、予測は困難。
実はこの麻痺が、喪失体験をした人のために有効であるとみることが出来ます!
まず、麻痺することは、愛する人の死という望んでいない現実を、私たちの脳や身体や精神が適応し、受け入れられるまでのクッションになります。
そして、私たちを日常生活の繁忙から引き離し、喪失からくる深い悲しみに向かい合うことに集中させてくれる仕組みです。
そしてしっかりとその悲しみの感情を感じ取ることで、その感情エネルギーは流れ去っていく。
健全に感情と付き合うポイント !
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