日本食のすすめ
「腸と脳」の著者、エムラン・メイヤー さんは、この本のあとがきの中で、日本食の素晴らしさに触れています。
日本食の特徴として、植物性複合炭水化物、魚類、植物性脂肪、穀物、自然発酵食品を基本していること。
それは、健康に資する腸内微生物の個体数や多様性を増大させ、腸の消化・吸収を高めてくれ、脳内の炎症を防止してくれる食事の見本となること。
そして日本食のもう一つの重要な要素は、食事の準備から食べるときの作法に至る、審美的側面の配慮であると。
味覚のみならず視覚や舌触りを含むあらゆる感覚に訴えかけ、食べる人がその感覚を楽しめるように配慮している点を、とても大事なこととしてあげています。
さらに食事関連の要因に加え、禅の精神やマインドフルネス、日本食特有の審美的な様式は、心と腸内マイクロバイオームのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしている、と述べられています。
思わぬところで、日本人であることの誇らしさを思い起こさせてくれました!
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